平成28年度の1回目となる廃炉地盤工学委員会では、福島第一原子力発電所廃炉事業の背景や本研究プロジェクトの課題目標、研究経緯やこれまでの成果概略、及び本年度実施内容に加えて、廃炉地盤工学委員会メンバーに期待するところ、当該委員会の意義などについて説明が行われた後、地盤工学会・早稲田大学・千葉工業大学より前年度成果及び今年度の計画について、詳細な報告がなされた。
その後、廃炉における地盤工学系技術の利活用促進のために構築した技術マップのさらなる拡充に向けての考え方や方針について、「廃炉地盤工学」の学問単元の一つである地盤施工学を例とした地盤工学技術の体系化に向けた狙いや意図について、それぞれ説明が行われた後、活発な議論が交わされた。さらに、本委員会への若手技術者の関与方法や若手の会設立に関して、参加者から意見が募られた。
■日時 :2016年6月23日(木)10:00~12:00
■場所 :地盤工学会(JGS会館)地下一階会議室
■議事次第 :
1.委員長挨拶
2.前回議事録確認
3.研究プロジェクトの概要説明と廃炉地盤工学の設立趣旨
4.平成 27 年度成果報告:現在までの技術マップの整理状況について
5.平成 27 年度成果報告:早稲田大学・千葉工業大学
6.技術マップ充実のための方針についての議論
7.地盤施工学の体系化に向けた議論
8.若手の会設立の可能性に関する議論
9.廃炉地盤工学委員会主催の講習会について
10. その他情報提供・共有について